2時間耐久レース。

前日夕方に掛かってきた一本の電話。

「耐久レース、出てくんない?」






…そんな事、いきなり言われても困るんスけど…






実はエントリー時点で誘われていましたけど…

資金繰り厳しいから断わったはずなんですけど…

こんなギリギリに出てくれ…なんて

怪我でもして、一人走れなくなったのか…と思ってたんだけど…










「2人で二時間耐久はスタミナがもたない」から

助っ人に来て欲しい…とのことw












一度は断わりましたが、

「ワークス体制で…」の一言で

出る事になりましたw

ワークス体制ってのは

バイクも工具類も他の人が用意するので

ツナギやヘルメットだけを持ってきて

走るだけに集中していればいいと言うもの。

いわばレースをする人間の頂点に立つ者にしか与えられない特権のようなもの。

そんな夢のような待遇で走れる訳です。

ま、実際、そんな大袈裟なものではないのですが…w










とは言っても、

レースの日は子供達と家で過ごす予定だったのですよ!

…嫁は世の中が休みの日に仕事なので、

当然家には居ません!

ですから、

お父ちゃんが十勝に行く!と言う事は…

今回も、今回も…

ウチの子供達を…












よそのお宅に遊びにいかせてしまいました〜w

(いつも、いつも、すいませーんw)














そんなこんなで、

レースに出るために

まわりの皆々様の多大なるおチカラを拝借いたしまして

朝4時に家を出発。











日高山脈では、気温は7℃のところもあった。

サーキットに着いても

濃い霧がかかり寒い。

北海道はあとひと月で平地でも雪が降るくらいの寒さになります。

バイクに乗れるのもそれくらいまでです。














はて、今回はストリート250というクラスの2時間耐久レース。

ま、基本的に4スト4気筒250CCのバイクがほとんどです。

20年程前に生産されたような

いわばレーサーレプリカ時代のマシンです。

もっとネオスタのニンジャや新CBRとか出てくると盛り上がるのになぁ!











そんでもって今日乗せて頂くマシンは

ZXR250R。蟹屋選手のマシンです。

予選で初めて走ります。

そりゃ昨日の今日でいきなりレースなんて

生まれて初めてのパターンw









予選。

第2ライダーのサキ選手がタイヤの慣らしとウォーミングアップをして

ワタシにバトンタッチ。

残り約15分でZXRに慣れるため走り込みます。

あらかじめ、第1ライダーの蟹屋選手に

各コーナーのギヤとおおよそのブレーキングポイントを教わってありましたので、

オーバーレブに気を付けてペースを上げていきます。

さすがに250、倒し込みは軽く、

ペタンとフルバンクします。

ステップがノーマルなので

ギャップに引っ掛けないようにします。

エンジンが所詮250CC。

加速が遅いのでコーナリングスピードで

タイムを削っていきます。

車体の剛性が高いのでブレーキを握ったままでも

バンクさせることは出来ますが、

ちょっと立ちの強さを感じたので、

バンキングスピードでタイヤに荷重を載せるようにしたほうがいい感じ。

当然ながらZXR400Rによく似たフィーリングです。

あれよあれよと言う間にペースを上げれます。

気付けば蟹屋選手を上回る1分40秒2が出てました!

自分でもビックリですww

グリッドも8台中3番手。

表彰台圏内です。









1分45秒を境に、

遅いほうがクラス1、速いほうがクラス2

クラス2は5台。3位までにはタイヤの賞品があります。

ワークス体制で走らせてもらっているので

目標は表彰台、タイヤゲットですw









予選はトップのチームだけが圧倒的な速さ。

2〜5番手は1秒以内の混戦です。

ただ、ウチのチームだけがバトン形式ではないので不利か?

ま、レースは何があるか分かりませんから!

諦めずに頑張るだけです。









決勝はルマン風ローリングスタート

スタートは蟹屋選手が担当。

セカンドライダーのサキ選手に交代し、

最後はワタシ。

やはり給油時間のロスが多く、

上位とは離される一方です。








どう考えても一台体制は不利でしたね。

でも楽しかったですw

走りながら気持ちを切り替えて

順位には関係なく走りに徹しました。

何としてでも40秒を切りたかったので

ラスト10分からアタック!

まわりは完全にペースダウンしていたので

ただ前にいるバイクに追いつき!追い越す!

それを目標に頑張った!










が、あとコンマ1〜2秒が詰めていけないw

ミスしてもしなくても

何故か40秒のアタマ!

どうなってんの?

ドッキリカメラかいっ?w









結局、0.003秒足りずに予選タイムを更新できず…w

クラス2、5位でゴール。









リザルト以上に楽しませていただきましたよw

この走りを600に活かせればいいのですが……

(((o(*゚▽゚*)o)))









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